セラミュ・元セーラーちびムーンの高畠華澄ちゃんがドラマ「花祭」に出演していることに偶然気付きました.しかも主演ですよ.
華澄ちゃんが出演したセラミュ公演は2001年1月の「決戦/トランシルバニアの森・改訂版」,そして2001年3〜4月の「超惑星 デス・バルカンの封印」の2公演だけだったかと思います.当方の記憶が確かならば,動く華澄ちゃんを見るのはその時以来のことで,ずいぶん久しぶりです.
いやー,すっかり大きくなって素敵なお姉さんになりましたねぇ.なんだか久しぶりに会った親戚のオッサンの気分です.(笑)
華澄ちゃんは愛知県の山村にある実家で祖父と一緒に暮らしています.華澄ちゃんの実家は,その村に伝わる伝統的な祭り「花祭」の役職を代々務める家柄です.しかし,年々進む過疎化と高齢化のため,祭りの実行が困難になっていました.一方,東京で暮らす両親は,華澄ちゃんに東京に戻り大学進学するように言い続けています.そんな中,華澄ちゃんは「花祭」を守り存続させるために奔走を始めるのでした.
まず,華澄ちゃんは同級生のツテをフルに活用して人集めに奔走.若い女性の少ないこの村では華澄ちゃんはマドンナ的存在なのか,華澄ちゃんに協力を頼まれた同級生男子の多くは嫌とは言えないようで.(笑)
そんなある日,大問題が発覚.祭りで使用する大切な鬼の面が紛失しているのです.どうやら,村を去った青年が勝手にお面を持ち出して古物商に売却し,さらにその古物商から名古屋市内のある人物に売られたらしいことが判明します.華澄ちゃんは人集めに加えて,そのお面を買い戻すための金策にも頭を悩ませることに.
なんとかお金を工面した華澄ちゃんはお面を買い戻すために名古屋市へ.併せて名古屋在住の同郷の知人にも声をかけ,祭りへの協力を頼みます.その知人の中でもとある男性教師がお面の買い戻しと人員確保の両面で絶大な協力をしてくれて,華澄ちゃんは感激するのでした.どうやら,華澄ちゃんはその男性教師に密かに想いを寄せているようです.
その他にも色々と紆余曲折ありましたが,華澄ちゃんたちの頑張りの甲斐あって「花祭」は開催されたのです.ホッとする華澄ちゃん.「花祭」が村を離れた人々をも呼び戻し,皆の心を繋げてゆく様は感動的でしたね.
しかし,その祭りの当日,華澄ちゃんは密かに想いを寄せていたあの名古屋在住の男性教師にもう奥さんが居ることを知ってしまいます.華澄ちゃんの片思いの恋は終わってしまったのでした.祭りに協力してくれたその男性教師への感謝,そして叶わぬ恋心の切なさが入り混じった複雑な心境の華澄ちゃんなのでした.このシーンは切なかったですなー.
祭りの後,村を去る人々を見送る華澄ちゃん.いい笑顔です.
地味ながらもいいドラマでした.当方はもともとそんなにテレビドラマを見たりはしない人なのですが,セラミュや実写版のキャストの活躍を追う過程でいくつかのドラマを見るようになって思うのは,それなりに力を入れたと思われるスペシャルドラマは連ドラよりも見応えがあるということです.まぁ,当たり前かも知れませんが,最近それを実感することが多いです.
華澄ちゃんはすっかりいいお姉さんになっていて,演技もしっかりしていて感動しました.これからも頑張って活躍の場を広げてほしいですね.
◆
スペシャルドラマ「花祭」の紹介絡みで華澄ちゃんがTVガイド誌に登場していました.華澄ちゃんのプロフィールを見ると,けっこうテレビドラマで活躍しているようですね.「ヤクソク」に出演していたとは知りませんでした.1990年生まれということは,もう19歳になるわけで.驚いちゃうな.(^_^;
「花祭」の番組紹介記事より.上掲画像で紹介されているシーンは,祭りで使用する大切な鬼の面が紛失しているのに気付いた華澄ちゃんと祖父が愕然としているところですね.
[HOME]