2008年6月18日,セラミュ3代目ムーンの神戸みゆき嬢が24歳の若さで病に斃れ急逝しました.突然の悲報にただ呆然とするばかりです.2007年の舞台「レ・ミゼラブル」を体調不良で降板して以降,彼女に関する情報が途絶えて久しかったので気にはなっていたのですが,まさかこんなことになってしまうとは想像もしませんでした.
神戸嬢のセラミュの舞台は何度も観劇しました.彼女が主演を務めた「ドラクルシリーズ」と呼ばれる一連の公演は,ストーリー的には必ずしも評判が良いとは言えない面がありましたが,彼女はそのキャラクターの魅力で観客を掴んで離しませんでした.元気で明るい月野うさぎを実体化したらこうなるのだと,その初演の舞台で早くも納得させられたのを思い出します.また,ファン感謝イベントなどでの彼女の絶好調のおしゃべり〜私はそれを勝手に「神戸節」と呼んでいますが〜はとても楽しく,何度となく爆笑させられたのも懐かしい想い出です.
そんな元気印の神戸嬢がまだまだこれからという若さで亡くなってしまうとは,あまりにも悲しく残念としか言いようがありません.心よりご冥福をお祈りします.(2008/06/22記)
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週刊プレイボーイ誌に神戸嬢の追悼記事が掲載されておりました.神戸嬢と親交のあった,あるいはかつて共演した芸能人の言葉を軸として神戸嬢の人となりを偲ぶ記事となっています.セラミュファンとしては,戦士仲間・元ジュピターの栗山絵美嬢が「どうしたらお芝居が面白くなるのか,いつも一生懸命考えていて,座長としてキャストを引っ張ってくれるパワーを持っていました.一緒に写真を撮ると,必ずと言っていいほど“ヘン顔”で写っていましたよ」と語っているのが印象に残ります.
驚いたのは,映画「バトル・ロワイアルII」で共演した女優・酒井彩名嬢の言葉です.「神戸ちゃんのお家に遊びに行った時,彼女が運転する大きなハーレーに乗って一緒に買い物に行った」のだそうです.神戸ちゃんがあの小さな身体でハーレーを乗り回していたとは.これは知りませんでした.
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